平成のうちにストリップ劇場へ行こう

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こんなにも世の中が『平成最後』をうたうので自分もなにかせねばと思ったりする。

ここは平成最後の旅先となった愛媛県の松山市。道後温泉の街を歩いていると小さなストリップ劇場を見つけた。もともとは慎ましく営業をしていたお店だが近隣の改築ラッシュにより目立つ通りに面することになった。私はそういえば一度もストリップを観たことない。スマホで簡単に調べてみるとこの店は四国唯一のストリップ劇場だということが分かった。温泉は済ませたし次の公演も丁度いい時間だ。よし、行くぞ。平成のうちにストリップ劇場へ行っておこう。

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ニューミュージック道後。とても味のあるネーミングだ。センスは昭和だけど令和を間近にした現在は一周まわってハイセンスに感じる。サクッと入店。店内は薄暗いが人の気配がするので怖くはない。奥にステージがあり、真ん中に一本の花道ロード、先には丸い踊り場が。ショーがはじまって分かるのだが踊り場が回転式になっていてゆっくり回るのだ。これが本当にストリップやなぁ…といった雰囲気を醸し出してくれる。先客が数名。スキンヘッドのおっさんとその連れ数名。絶対この人常連じゃんって風貌で、さっきの回転台を囲むように座っている。めっちゃ至近距離で楽しむ予定らしい。なんか既にみんな目が垂れてる。エロいおっさんだぜベイべ。でもなんだか楽しそうで羨ましいな。俺もそこに混ぜてくれ。他には結婚式の二次会帰りの若いウェーイ系が数名。めちゃくちゃはしゃいでたけど演者に呼ばれたらびびって逃げたりして、わっかりやすいな〜と微笑ましい若者たちだった。

そしてショーがはじまる。演者は3名。最初の演者は一曲目は着物を着て踊る。二曲目からは服を少しずつ脱ぐ。チラリと見えるおっぱい。おお、異常なまでにピンクな乳首。絶対なんか塗って仕上げてる。プロだ!プロの乳首だ!うーむ。とりあえず平成のギャグを言っておこう。「ムッシュムラムラ!!」ゆーて、おばちゃんだったのでそんなにムラムラするわけじゃなかったけどなんといっても、踊り。ダンスが綺麗だし。まあ、なんだ、アソコがチラリズムするわけだが、やっぱりドキドキする。童貞じゃなくてもね、日常で見えるはずがない箇所が見えるのはドキドキするわけですよ。それで見えたからって言って「…あー。」てな感想なんだが。たしかに非日常がそこにはある!やっぱりドキドキするのだ。

2人目の演者は店先で声かけをしてた女性だった。タキシード姿でダンスをはじめ、最後は回転台で開脚してオマンを披露するのだが、さっきまで店先で世間話をしていた女性が数分後に開脚しているのがなんとも言えない気持ちになった。「…ほへぇ〜〜…」声が漏れた。

最後の演者はポールダンサー。この人はストリップをしないので裸にはならないらしい。おいおい、どーゆーことだと内心思いつつはじまったショーに釘付けになってしまった。このポールダンサーさん、ガチだった。ポールの最上部から足だけで全身を保ちつつニッコリスマイルで何度もぐるんぐるんと棒を舞った。すげえ…筋肉どうなってんだよ?お口ぽかーんでずっと眺める。途中で降りてきて回転台でもポージング。この人笑顔がプロだ。観られるプロだ。DA PUMPのUSAに合わせてニッコリポージング。あれ、脱いでないのにこの人が一番エロいぞ。どーゆーことだ?この気持ちどう説明したらいい?とにかくすごかったんだ。エロかったんだ。

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終演後、私は感動していた。こんな気持ちになるなんて予想もしてなかった。なんなら帰ってから1人で処理したりするかな?とも思ったがそんなことはなく演者のSNSをチェックしていた。私が気に入ったポールダンサーはチロルさんというらしい。情報があんまりないのだがポールダンサーの先生のようだ。やっぱりね。だってすごかったもん。先生すごい。エロかったし。なぜか自分に誇らしくなりつつ宿泊先の大浴場でひとりムフフ…と笑いながら入浴したのだった。

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平成のうちにストリップ劇場へ行けてよかった。

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マサキマサユキ
長身猫っ毛前髪がクルン。広島県在住。インターネットでふざけてます。たまにWebライターとフリー素材モデル(ぱくたそ)。芋煮会を信じている。

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